オーストラリア西部の孤島ヤヌス・ロックで暮らす、灯台守のトムとその妻イザベル。ふたりは愛し合っていたが、イザベルは二度の流産に傷ついていた。そんな時、女の子の赤ん坊が乗った小さなボートが漂着する。自分たちの娘として育てたいというイザベルの懇願に、トムは折れてしまう。それから4年、愛らしく育った娘と幸せの絶頂にいた夫婦は、娘の生みの親・ハナと偶然出会う。絶望の中で暮らすハナを見て、トムは“正しいこと”をするべきだと思い始める。