世界から注目を集める「段ボールアーティスト」の島津冬樹。捨てられた段ボールを拾い、デザインと機能性を兼ね備えた財布にすることで、島津は"アップサイクル"の可能性を世界に伝えている人物だ。そんな彼があるひとつの段ボールと出会い、その段ボールにさまざまな形で関わった人々との温かい交流を3年間に渡り密着する。段ボールがとりもつ人との縁や、不要なものを使用価値のあるものへと昇華させる“アップサイクル”活動の裏側に迫る。