
■『21グラム』〜来日記者会見感想レポート
ベニシオ・デル・トロの熱烈なファンの一人として、映画『21グラム』の舞台挨拶と記者会見に参加で本当に光栄でした。特に記者会見では報道陣に混じって記念撮影もでき……、最高でした。そう、監督もかっこよかった。
舞台挨拶で感じたのは、イニャリトゥ監督がとても気さくで、ベニシオ・デル・トロはシャイだけど茶目っ気があり、二人ともすごく陽気な人だったということ。
そんな監督と俳優のコラボレーションで、どうやってこんなに重い映画が創り出されたのか疑問に思うほどでした。
でも、記者会見に参加し、イニャリトゥ監督やベニシオ・デル・トロによって語られたメイキングについての苦労話を聞いていると、いかにして『21グラム』が製作され、出来上がったのかが納得できました。
私にとって記者会見は、ベニシオ・デル・トロと同じ空間で時間を共有し、生の声を聞けたことが嬉しくて、いつまでも心に残る思い出となりました。
こんなラッキーなチャンスをいただいたユナイテッド・シネマさんには心より感謝しています。ありがとうございました。
■『21グラム』〜感想レポート
人の命がきえるそのとき、21gだけ軽くなる…。
そんな主題のとおり内容の深い、考えさせられる映画でした。
〜とは言うものの、私としては大ファンのベニシオ・デル・トロが出演していることで待ちに待った映画でした。そして、今までに見たことが無いタイプ映画でした。3つのStoryが、同時に進行しつつある事故をきっかけに絡み会い、また3つのStoryが進行して行く…。それがごく自然に、その3つのStoryが出演俳優たちの熱演によって強烈に描きだされていました。
選りすぐられた人達によって作り上げられた、矛盾と間違いだらけの“人間”。どんな“人間”でも命が消えるその時に21gだけ軽くなる…。
劇場公開を待って、ぜひもう一度映画館で観たいと思います。
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