Q1 撮影現場を見学されての感想や、監督・俳優の印象など感想
もちろん、生まれて初めての経験で、とても緊張しました。
私の夢は、小さくてもいいから映画のクレジットに名前が載ることでした。つまり、スタッフとしてどんなことでもいいから映画作りにかかわってみたい、というのが夢だったのです。だから今回、本当の撮影現場に立ち会うことができた幸せは表現のしようがありません。大勢のスタッフの方、俳優さんが、あんなに気合を入れて撮られた映画を、私達は、ポップコーンを食べたりしながら観たりしていいんだろうか、今度からは姿勢を正して、観客も真剣に観なくてはいけない、そんな気持ちになりました。
緊張だらけの中で、床山さんの曽我さんは、普通の関西のオッチャン、という感じで緊張がほぐれてうれしかったです。でも「ザ・職人」というオーラはびんびん感じました。そして、山田洋次監督はというと、監督が今まで作られた映画そのままに、とても優しく、穏やかで、気さくな方でした。
松竹撮影所の皆様、ユナイテッド・シネマの皆様、本当にありがとうございました。一生の宝物になりました。
Q2 映画『隠し剣 鬼の爪』への期待
小説とは違い、映画は山田洋次風になることでしょう。過去の山田監督の作品を思うと、タイトルや現場の厳しさを感じさせない、心に響く作品になるのではないでしょうか。きっと「たそがれ清兵衛」をしのぐ作品となるでしょう。
今まで、映画を観た時「この場面は撮影に苦労しただろうなあ。」と思いつつも、映画の世界に引き込まれて観ていましたが、この映画だけは、あの時の現場の厳しさや、監督の優しさを思い出しながら、愛情を持って、姿勢を正して、拝見させていただきます。
|