
(c)Agathe Poupeney
監督/出演/あらすじ
チャイコフスキーの美しい旋律に乗せたクリスマスの風物詩として世界中で人気を博している作品。だがパリ・オペラ座で上演されているヌレエフ版『くるみ割り人形』は一味違う。1985 年初演の本作は、ニコラス・ジョージアディスがデザインした衣裳や舞台装置が華やぎをもたらし、雪の場面やクリスマスパーティ、お菓子の国でのディヴェルティスマンなど楽しい要素が盛り込まれている。一方で魔術師ドロッセルマイヤーと王子を同じダンサーが演じ、2 幕にはクララの家族が悪夢に現れるなど怪奇的な部分もあり、大人が観ても楽しめる趣向となっている。クララ役はエトワールのドロテ・ジルベールで、2026/27 シーズン引退予定のため貴重な機会となる。ドロッセルマイヤー/王子を演じるギヨーム・ディオップは最年少エトワールで、パリ五輪開会式で踊り注目を集めた。