LAWSON UNITED CINEMAS

ARCHIVE- 過去の上映作品 -

シビル・ウォー アメリカ最後の日

2024年10月4日(金)公開
  • 予告編

これは虚構か、それとも来たるべき未来を映す黙示か。
全米2週連続No.1大ヒット!A24史上最大の製作費で贈る、分断しゆく大国アメリカへの警鐘。

連邦政府から19もの州が離脱し、テキサス・カリフォルニア同盟からなる西部勢力vs政府軍の内戦が続くアメリカ。独裁的な大統領へ取材するため、戦地へ車を走らせるジャーナリストチームが直面する戦争の恐怖とは──。

アメリカ合衆国で南北戦争(Civil War)が始まった1861年4月12日から163年後となる今年の同日、北米でその内戦の名を冠する『シビル・ウォー アメリカ最後の日』が公開された。第95回アカデミー賞では作品賞含む最多7部門を受賞した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』をはじめ、数多の傑作を世に送り出してきたA24が過去最高額の予算を投じて製作した本作は、同スタジオで最大のオープニング成績となる大ヒット。

監督・脚本を務めたのは『エクス・マキナ』や『MEN 同じ顔の男たち』など、独創的な世界観と妖麗な映像表現で世界に衝撃を与え続けるイギリスの鬼才アレックス・ガーランド。テキサスとカリフォルニアが同盟を組むという突飛に思える設定だが、巧みな筋運びと戦争をゼロ距離で体感させる圧巻の没入観により、明日(今日)起こるかもしれない“分断の終着点”として驚くほどのリアリティを物語に手繰り寄せた。これまでSFやホラーを手掛けてきたガーランド監督は、新境地となるアクションでも卓越した手腕を発揮。ロードムービーやスリラーの要素も交え、大国アメリカの崩壊を生々しくも大迫力で描出する。

主人公のリーを演じるのは、『パワー・オブ・ザ・ドッグ』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされた名優キルステン・ダンスト。内戦で崩れゆくアメリカの惨状を前に、強固な精神が少しずつ蝕まれていく戦場カメラマンの機微を繊細に表現する。そんな主人公と対照的に、死線を越えるなかで悲劇的な成長を遂げる若手カメラマンのジェシーに抜擢されたのがケイリー・スピーニー。『プリシラ』でヴェネツィア国際映画祭女優賞を受賞し、今夏公開予定のリドリー・スコット製作『エイリアン:ロムルス』でも主演を果たすなど、今最も注目が集まる若手俳優の一人だ。その他にもNetflix製作ドラマ『ナルコス』でパブロ・エスコバルを演じたワグネル・モウラ、『DUNE/デューン 砂の惑星』など数多の作品で独特の存在感を示すスティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソンなど、実力派がメインキャストとして脇を固める。

大統領選挙を控え、政治的分極化による社会の分断がかつてないほど深刻化するアメリカに向け、ガーランド監督は警鐘を鳴らす。この大国崩壊のシナリオは、決して対岸の火事では済まされない。

STORY

「お前は、どの種類のアメリカ人だ?」

連邦政府から19もの州が離脱したアメリカ。テキサスとカリフォルニアの同盟からなる“西部勢力”と政府軍の間で内戦が勃発し、各地で激しい武力衝突が繰り広げられていた。「国民の皆さん、我々は歴史的勝利に近づいている──」。就任“3期目”に突入した権威主義的な大統領はテレビ演説で力強く訴えるが、ワシントンD.C.の陥落は目前に迫っていた。ニューヨークに滞在していた4人のジャーナリストは、14ヶ月一度も取材を受けていないという大統領に単独インタビューを行うため、ホワイトハウスへと向かう。だが戦場と化した旅路を行く中で、内戦の恐怖と狂気に呑み込まれていく──

MOVIE DATA

  • 監督・脚本:アレックス・ガーランド
  • 出演:キルステン・ダンスト、ワグネル・モウラ、スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン、ケイリー・スピーニー
  • 原題:CIVIL WAR
  • 2024年|アメリカ・イギリス映画|109分|PG12
  • 字幕翻訳:松浦美奈
  • 配給:ハピネットファントム・スタジオ
  • ©2023 Miller Avenue Rights LLC; IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved.

<公式サイト> https://happinet-phantom.com/a24/civilwar/

フェラーリ

2024年7月5日(金)公開
  • 予告編

F1界の“帝王”と呼ばれた男の情熱と狂気を
圧倒的熱量で描く、衝撃の実話。

今明かされる、フェラーリ創始者の知られざる肖像と激動の1年

エンツォ・フェラーリ・・・元レーサーにして、カーデザイナー、そして自ら立ち上げたフェラーリ社をイタリア屈指の自動車メーカーへと成長させた稀代の経営者。だが、その私生活は謎に包まれ、1988年に亡くなってから現在まで、多くの毀誉褒貶に晒され続けている。
映画『フェラーリ』は、1957年、59歳だったエンツォの波乱と激動の1年を描く。難病を抱えた愛息ディーノを前年に亡くし、社の共同経営者でもある妻ラウラとの夫婦生活は冷え切っていた。さらに、秘かに愛し合っていた女性リナとその息子ピエロとの二重生活は、思いがけずラウラの知るところに。二人の女との愛憎と婚外子の認知問題に加え、業績不振により破産寸前のフェラーリ社は、競合他社からの買収の危機に瀕していた。私生活と会社経営で窮地に立たされたエンツォはしかし、全てを投げうって、イタリア全土1000マイル縦断の公道レース【ミッレミリア】に挑戦する!

巨匠マイケル・マンと演技派アダム・ドライバーが挑んだ驚異の超大作

製作・監督は巨匠マイケル・マン。ロバート・デ・ニーロ×アル・パチーノの初共演が大きな話題を集めた『ヒート』、オスカー候補となった『インサイダー』など、数々の傑作、秀作を手掛けてきたマンにとって、『フェラーリ』は構想30年に及ぶ執念の企画だった。1991年に原作が出版された際、シドニー・ポラック監督と脚本のトロイ・ケネディ・マーティンの3人で映画化を目指したが、当時は叶わず、すでに二人とも世を去った。以来、ハリウッド・メジャー各社があまりの規模の大きさに恐れをなす中、マンは世界中から出資者を集め、インディペンデント作品としては類例のない破格の超大作を、遂に完成させた。
エンツォ・フェラーリを演じるのはアダム・ドライバー。端役時代から遡れば、イーストウッド、スピルバーグ、スコセッシ、ジャームッシュ、スパイク・リー、ソダーバーグ、ギリアム、カラックス、そしてリドリー・スコットら、錚々たる巨匠たちから引く手あまたの、今最も信頼篤い演技派だ。製作総指揮も担ったドライバーは、会社経営とレースには情熱と狂気をぎらつかせ、一方、愛する者たちには優しさと人間味を感じさせるエンツォという人物を陰影深く演じ、二人の女性、ペネロペ・クルス演じるラウラとシャイリーン・ウッドリー演じるリナとの複雑な男女関係の機微が、ドラマの大きな見どころとなっている。

迫真の臨場感と壮大なスケール感で観る者を圧倒するレース・シーン

【ミッレミリア】のレース・シーンを再現するにあたり、マンの下に結集した精鋭スタッフは、その持てる技術力を最大限に発揮。疾走するレーサーの表情から雄大に広がる景観までをダイナミックな構図で捉えた撮影は、『Mank/マンク』でオスカー受賞のエリック・メッサーシュミット。当時の看板から広告まで膨大なリサーチを尽し、1957年当時の風俗、風景を今に甦らせた美術デザインは、『裏切りのサーカス』のマリア・ジャーコヴィク。そして、マンとは『ヒート』以来タッグを組んでいるミキサーのリー・オーロフ、アンディ・ネルソンらによる迫力と臨場感溢れる音響設計も絶大な効果を上げている。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が、“現代最高の映画監督の一人”と讃えるマイケル・マン渾身の『フェラーリ』は、自動車業界の伝説的人物の光と影、そして、その年の開催が最後となった【ミッレミリア】のフェラーリ・チームの激闘を圧倒的熱量で描いた、マンのキャリア最大の野心作であり、真の映画が持つ凄みと興奮に満ちた超大作だ。

STORY

1957年。イタリアの自動車メーカー「フェラーリ」の創始者エンツォ・フェラーリは激動の渦中にいた。妻ラウラとともに設立した会社は経営の危機に瀕し、1年前の息子ディーノの死により家庭は破綻。その一方で、愛するパートナー、リナ・ラルディとの間に生まれた息子ピエロを認知することは叶わない。再起を誓ったエンツォは、イタリア全土1000マイルを走る過酷なロードレース“ミッレミリア”にすべてを賭けて挑む──。

MOVIE DATA

  • 監督:マイケル・マン(『ヒート』)
  • 脚本:トロイ・ケネディ・マーティン
  • 出演:アダム・ドライバー、ペネロペ・クルス、シャイリーン・ウッドリー、パトリック・デンプシー
  • 原作:ブロック・イェイツ著「エンツォ・フェラーリ 跳ね馬の肖像」
  • 原題:FERRARI
  • 2023年/アメリカ/英語・イタリア語/カラー・モノクロ/スコープサイズ/132分/PG12
  • 字幕翻訳:松崎広幸
  • 配給:キノフィルムズ
  • 提供:木下グループ
  • © 2023 MOTO PICTURES, LLC. STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

<公式サイト> https://www.ferrari-movie.jp/

ミッシング

2024年5月17日(金)公開
  • 予告編

限りなく哀しくて、愛しくて、優しい物語。

娘が失踪し、出口のない暗闇に突き落とされた家族。どうにもできない現実との間でもがき苦しみながらも、その中で光を見つけていく―。

失踪した娘を懸命に探し続けるが、夫婦間の温度差や、マスコミの報道、SNSでの誹謗中傷により、いつしか「心」を失くしていく母親・沙織里を演じたのは石原さとみ。「母となった今だからこそ、この役と向き合えた」と語り、これまでのイメージを一新させる新境地に体当たりで挑んだ。さらに、沙織里たち家族の取材を続けるテレビ局の記者・砂田に中村倫也、沙織里の夫・豊に青木崇高、娘の最後の目撃者となった沙織里の弟・圭吾に森優作、ほか豪華実力派キャスト陣が集結!

常に観客に衝撃を与え、想像力を刺激する作品を発表し続ける“人間描写の鬼”𠮷田恵輔が、「自身のキャリアの中で最も覚悟のいる作品」と語る本作は、雑音溢れる世の中をリアルに、そして繊細に描き、そこに生きるわたしたちの心を激しく揺らす。

STORY

とある街で起きた幼女の失踪事件。あらゆる手を尽くすも、見つからないまま3 ヶ月が過ぎていた。

娘・美羽の帰りを待ち続けるも少しずつ世間の関心が薄れていくことに焦る母・沙織里は、夫・豊との温度差から、夫婦喧嘩が絶えない。唯一取材を続けてくれる地元テレビ局の記者・砂田を頼る日々だった。

そんな中、娘の失踪時に沙織里が推しのアイドルのライブに足を運んでいたことが知られると、ネット上で“育児放棄の母”と誹謗中傷の標的となってしまう。

世の中に溢れる欺瞞や好奇の目に晒され続けたことで沙織里の言動は次第に過剰になり、いつしかメディアが求める“悲劇の母”を演じてしまうほど、心を失くしていく。

一方、砂田には局上層部の意向で視聴率獲得の為に、沙織里や、沙織里の弟・圭吾に対する世間の関心を煽るような取材の指示が下ってしまう。

それでも沙織里は「ただただ、娘に会いたい」という一心で、世の中にすがり続ける。

その先にある、光に―

MOVIE DATA

  • 監督・脚本:𠮷田恵輔
  • 音楽:世武裕子
  • 出演:石原さとみ、中村倫也、青木崇高、森優作、小野花梨、細川岳、柳憂怜、美保純、ほか
  • 配給:ワーナー・ブラザース映画
  • ©2024「missing」Film Partners

<公式サイト> https://wwws.warnerbros.co.jp/missing/

プリシラ

2024年4月12日(金)公開
  • 予告編

ガールズカルチャーを牽引するソフィア・コッポラ最新作にして最高傑作
スーパースターと恋に落ちたプリシラの魅惑の日々―

『ロスト・イン・トランスレーション』(03)でアカデミー賞脚本賞・ゴールデングローブ賞脚本賞ほか、『SOMEWHERE』(10)でベネチア国際映画祭金獅子賞、『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』(17)でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞するなど数々の賞に輝く映画監督、そしてファッション・アイコンとして世界に注目されるソフィア・コッポラ。その最新作は、エルヴィス・プレスリーと恋に落ちた少女プリシラがたどる魅惑と波乱の日々を、プリシラの視点で繊細に美しく描く物語。シャネル、ヴァレンティノの衣装が彩る華やかな恋に隠された孤独。そして常に高く評価されるソフィア・コッポラ作品のサウンドトラックだが、今回も音楽に注目。フランス出身のロックバンドPhoenixが担当し、美しく精巧な美術とともに60〜70年代の空気を伝える。

主演は、本作で第80回ベネチア国際映画祭最優秀女優賞に輝いたケイリー・スピーニー(『パシフィック・リム: アップライジング』)。さらに第81回ゴールデングローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)にノミネートされるなど、夢のような恋の恍惚と切なさを経験していく少女の心の変遷と外見の変化を驚くほど繊細な表情とたたずまいで表現し、「驚くほどにすばらしい演技」(Rolling Stone)など絶賛されている。そしてプリシラだけが知る、魅力的で華やかだが、傷つきやすく大人になりきれないスーパースター エルヴィスを演じたジェイコブ・エロルディは、「エルヴィスを演じきっている」(The Warp)と高い評価を受けている。

STORY

14歳のプリシラは、世界が憧れるスーパースター(エルヴィス)と出会い、恋に落ちる。彼の特別になるという夢のような現実・・・。やがて彼女は両親の反対を押し切って、大邸宅で一緒に暮らし始める。魅惑的な別世界に足を踏み入れたプリシラにとって、彼の色に染まり、そばにいることが彼女のすべてだったが・・・。

MOVIE DATA

  • 監督・脚本:ソフィア・コッポラ『ロスト・イン・トランスレーション』(03)、『マリー・アントワネット』(06)
  • 出演:ケイリー・スピーニー 『パシフィック・リム: アップライジング』(18)、ジェイコブ・エロルディ 「ユーフォリア/EUPHORIA」シリーズ(TV・19〜)、ダグマーラ・ドミンスク
  • 原題:PRISCILLA
  • 2023 / 113分 / アメリカ・イタリア / ビスタ / 5.1chデジタル / PG12
  • 字幕翻訳:アンゼたかし
  • 配給:ギャガ
  • © The Apartment S.r.l All Rights Reserved 2023

<公式サイト> https://gaga.ne.jp/priscilla/

正欲

2023年11月10日(金)公開
  • 予告編

朝井リョウによるベストセラー小説、待望の映画化!
映画を牽引する、稲垣吾郎×新境地を見せる、新垣結衣。
いま、この時代にこそ必要とされる、心を激しく揺り動かす、痛烈な衝撃作誕生!

原作は朝井リョウによる長編小説。読者の価値観を激しく揺さぶる内容が多くの読者の支持を得てベストセラーとなり、第34回柴田錬三郎賞を受賞、発売部数はすでに38万部(2023年7月現在)を突破、「これまでの価値観を覆す読書体験」として大いなるうねりを生み出している。

主人公の啓喜を演じるのは稲垣吾郎。唯一無二の存在感を放ちながら、市井の視点で啓喜を演じ、観客を映画世界へいざなう。新垣結衣が夏月の複雑な心のひだを繊細に演じ、今までに見たことのない表情を魅せる。夏月と感情を共有していく佳道を演じるのは磯村勇斗。表情、発声、身体で観客の脳裏に佳道を焼き付ける。台詞だけでなく、ダンスシーンでも大也の感情を発露させるのは佐藤寛太。誰もが持つ心の弱さと強さを、本作が映画初出演の東野絢香が八重子役で体現する。

監督は、『あゝ、荒野』が主要映画賞で多数の賞を獲得し、前作『前科者』では希望と再生の物語を感動的に描いた岸善幸。登場人物それぞれのキャラクターに寄り添うように、ラストシーンまでを丹念に描き出している。脚本は、『あゝ、荒野』でも岸とタッグを組んだ港岳彦が務め、壮大な原作世界を映像に置き換える挑戦を成功させた。 主題歌「呼吸のように」を手掛けたのは、類まれなる音楽センスで絶大な人気を誇るVaundy。本作で初めて映画主題歌を担当した。映画世界を端的に凝縮した、かけがえのない人とのつながりを歌うその楽曲は、深い余韻を本作の最後に響かせる。

STORY

横浜に暮らす検事の寺井啓喜は、息子が不登校になり、教育方針を巡って妻と度々衝突している。広島のショッピングモールで販売員として働く桐生夏月は、実家暮らしで代わり映えのしない日々を繰り返している。ある日、中学のときに転校していった佐々木佳道が地元に戻ってきたことを知る。ダンスサークルに所属し、準ミスターに選ばれるほどの容姿を持つ諸橋大也。学園祭でダイバーシティをテーマにしたイベントで、大也が所属するダンスサークルの出演を計画した神戸八重子はそんな大也を気にしていた。異なる背景を持つ彼らの人生がある事件をきっかけに交差する。

MOVIE DATA

  • 原作:朝井リョウ『正欲』(新潮文庫刊)
  • 監督:岸善幸
  • 脚本:港岳彦
  • 出演:稲垣吾郎 新垣結衣 磯村勇斗 佐藤寛太 東野絢香 山田真歩 宇野祥平 渡辺大知 徳永えり 岩瀬亮 坂東希 山本浩司
  • 配給:ビターズ・エンド
  • 2023/日本/カラー/DCP/5.1ch/ヴィスタ/134分
  • ©2021 朝井リョウ/新潮社  ©2023「正欲」製作委員会

<公式サイト> https://www.bitters.co.jp/seiyoku/

岸辺露伴 ルーヴルへ行く

2023年5月26日(金)公開
  • 予告編

観る者を深淵なる世界へと誘う、極上のサスペンス
荒木飛呂彦原作「ジョジョの奇妙な冒険」の傑作スピンオフ、遂に映画化

シリーズ累計発行部数1億2千万部を誇る荒木飛呂彦の大人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」から生まれた傑作スピンオフ「岸辺露伴は動かない」。20年末に高橋一生を主演に迎え実写ドラマ化され大きな反響を呼んだ。その制作チームがフランスと日本を股にかけ、劇場長編映画に挑む。それは―美の殿堂、ルーヴル美術館を舞台に展開される露伴最大の事件。最高潮の芸術とエンターテインメントが融合した極上サスペンスがここに誕生した。

STORY

特殊能力を持つ、漫画家・岸辺露伴は、青年時代に淡い思いを抱いた女性からこの世で「最も黒い絵」の噂を聞く。それは最も黒く、そしてこの世で最も邪悪な絵だった。

時は経ち、新作執筆の過程で、その絵がルーヴル美術館に所蔵されていることを知った露伴は取材とかつての微かな慕情のためにフランスを訪れる。しかし、不思議なことに美術館職員すら「黒い絵」の存在を知らず、データベースでヒットした保管場所は、今はもう使われていないはずの地下倉庫「Z-13倉庫」だった。そこで露伴は「黒い絵」が引き起こす恐ろしい出来事に対峙することとなる…。

MOVIE DATA

  • 原作:荒木飛呂彦「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」(集英社ウルトラジャンプ愛蔵版コミックス 刊)
  • 監督:渡辺一貴
  • 出演:高橋一生 飯豊まりえ/長尾謙杜 安藤政信 美波 池田良 前原滉 中村まこと 増田朋弥 白石加代子/木村文乃
  • 配給:アスミック・エース
  • 2023/日本/カラー/ビスタ/5.1ch サラウンド
  • ©2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会 ©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

<公式サイト> https://kishiberohan-movie.asmik-ace.co.jp/

AIR/エア

2023年4月7日(金)公開
  • 予告編

監督・製作:ベン・アフレック×主演・製作:マット・デイモンのアカデミー賞コンビが描く、伝説の“シューズ”誕生の実話!

『インビクタス/負けざる者たち』『オデッセイ』『フォードvsフェラーリ』など数々の名作に出演し続けるマット・デイモンと、監督・主演を務めた『アルゴ』でアカデミー賞®作品賞を受賞した、ベン・アフレック。当時のナイキ社員ソニー・ヴァッカロをマット・デイモンが、CEOのフィル・ナイトをベン・アフレックが演じ、2人は製作も担当。ベンが「マットと僕は『AIR/エア』の公開にわくわくしている。この映画は人生最高の経験だった!」と語る本作は、2人が俳優・監督・製作の全方位でタッグを組んだまさに特別な1本。映画史に名を刻む2人が起こす、新たな感動の奇跡が幕を開ける。

STORY

負け犬だった男たちが仕掛けた、一発逆転の取引とは?―?

80年代、人気がなく業績不振のナイキのバスケットボール・シューズ。ソニーは、CEOのフィルからバスケットボール部門の立て直しを命じられる。競合ブランドたちが圧倒的シェアを占める中で苦戦するソニーが目をつけたのは、後に世界的スターとなる選手マイケル・ジョーダン――当時はまだド新人でNBAの試合に出たこともなく、しかも他社ブランドのファンだった。そんな不利な状況にもかかわらず、ソニーは驚くべき情熱と独創性である秘策を持ちかける。負け犬だった男たちが、すべてを賭けて仕掛ける一発逆転の取引とは…!?

MOVIE DATA

  • 監督:ベン・アフレック
  • 脚本:アレックス・コンベリー
  • 製作:ピーター・グーバー、ジェイソン・マイケル・バーマン、デビッド・エリソン、ジェフ・ロビノフ、
    マディソン・エインリー、マット・デイモン、ベン・アフレック
  • 出演:マット・デイモン、ベン・アフレック、ジェイソン・ベイトマン、クリス・メッシーナ、
    マーロン・ウェイアンズ、クリス・タッカー、ヴィオラ・デイヴィス
  • 原題:『Air』
  • 配給:ワーナー・ブラザース映画
  • 2023年/アメリカ
  • ©AMAZON CONTENT SERVICES LLC

<公式サイト> https://warnerbros.co.jp/movie/air/

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

2023年3月3日(金)公開
  • 予告編

第95回アカデミー賞®7部門制覇!(作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞、編集賞)
第80回ゴールデン・グローブ賞 主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)、助演男優賞受賞

ようこそ、最先端のカオスへ。
マルチバースとカンフーで世界を救え?!
スタジオA24が贈る空前絶後のアクション・エンターテインメント、降臨。

世界を救う新たなヒーロー誕生! その素顔は「フツーのおばさん」! ある日突然、「宇宙一の悪を倒せるのは君だけ」と説得されたエヴリンは、マルチバースに飛び込み、カンフーの達人である別の宇宙の〈私〉の力を得て、全宇宙を救うために闘う!
奇想天外MAXの作品を世に送り出したのは、ルッソ兄弟。スーパーヒットシリーズ『アベンジャーズ』の完結編『インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』を手掛けたプロデューサーだ。ハリウッドの頂点に立つ彼らをカオスの世界へと引き込んだのは、カルトの限界を突破したと人気大爆発の『スイス・アーミー・マン』で、サンダンス映画祭最優秀監督賞を受賞した2人組〈ダニエルズ〉監督。エヴリンを演じるのは、60歳にして華麗なるカンフーを披露する『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のミシェル・ヨー。映画ファンの絶大なる信頼を獲得するA24が、メジャースタジオに負けない興行成績をはじき出した、全人類が初めて体験するアクション・エンターテインメント!

STORY

エヴリンは疲れ果てていた。経営するコインランドリーの決算に、国税局からイチャモンをつけられて、税金の申告をやり直さなければならない。父親はボケてきたのに相変わらず頑固で介護も大変。娘のジョイは元々反抗的な上に、恋人のベッキーの存在を理解しない母親に不満を抱いている。夫のウェイモンドは優しいが、優柔不断で頼りにならない。そんな中、国税局で役人に絞られていると、突然夫が豹変。別の宇宙のウェイモンドだと名乗る彼はエヴリンに、「全宇宙にカオスをもたらす強大な悪を倒せるのは君だ」と宣告!まさかと驚くエヴリンだが、悪の手先に襲われマルチバースにジャンプ! 全宇宙を舞台にした闘いが幕を開ける!

MOVIE DATA

  • 監督:ダニエルズ
  • 出演:ミシェル・ヨー/ステファニー・スー/キー・ホイ・クァン/ジェニー・スレイト/ハリー・シャム・Jr./ジェームズ・ホン/ジェイミー・リー・カーティス
  • 製作:アンソニー・ルッソ&ジョー・ルッソ
  • 原題:『Everything Everywhere All at Once』
  • 配給:ギャガ
  • 2022年/アメリカ/ビスタ/5.1chデジタル/140分/字幕翻訳:林完治
  • © 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.

<公式サイト> https://gaga.ne.jp/eeaao/

バビロン

2023年2月10日(金)公開
  • 予告編

ブラッド・ピット主演×『ラ・ラ・ランド』デイミアン・チャゼル監督初タッグ!
誰も体験したことのない夢と音楽に彩られた最高のショーが幕を開ける

『ラ・ラ・ランド』の監督最新作の舞台は、ゴージャスでクレイジーなハリウッド黄金時代。
豪華なファッションに、ド派手なパーティ、規格外の映画撮影に、熱狂的ジャズミュージックが、観る者の感性を刺激する。
主演には、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビーを迎え、激動のハリウッドで夢を叶えようとする男女を演じる。
ゴールデン・グローブ賞では作品賞や演技賞をほぼ独占するなど主要5部門にノミネート。本年度の賞レースの主役との呼び声高い、未来に語り継がれる新時代の名作が誕生した!

STORY

1920年代のハリウッドは、すべての夢が叶う場所。サイレント映画の大スター、ジャック(ブラッド・ピット)は毎晩開かれる映画業界の豪華なパーティの主役だ。会場では大スターを夢見る、新人女優ネリー(マーゴット・ロビー)と、映画製作を夢見る青年マニー(ディエゴ・カルバ)が、運命的な出会いを果たし、心を通わせる。恐れ知らずで奔放なネリーは、特別な輝きで周囲を魅了し、スターへの道を駆け上がっていく。マニーもまた、ジャックの助手として映画界での一歩を踏み出す。しかし時は、サイレント映画からトーキーへと移り変わる激動の時代。映画界の革命は、大きな波となり、それぞれの運命を巻き込んでいく。果たして3人の夢が迎える結末は…?

MOVIE DATA

  • 監督・脚本:デイミアン・チャゼル
  • 出演:ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、ディエゴ・カルバ、ジーン・スマート、ジョヴァン・アデポ、リー・ジュン・リー、P.J.バーン、ルーカス・ハース、オリビア・ハミルトン、トビー・マグワイア、マックス・ミンゲラ、ローリー・スコーヴェル、キャサリン・ウォーターストン、フリー、ジェフ・ガーリン、エリック・ロバーツ、イーサン・サプリー、サマラ・ウィーヴィング、オリヴィア・ワイルド
  • 原題:『BABYLON』
  • 配給:東和ピクチャーズ
  • 2022年/アメリカ/スコープサイズ/189分/字幕翻訳:松浦美奈
  • ©2022 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.

<公式サイト> https://babylon-movie.jp/

非常宣言

2023年1月6日(金)公開
  • 予告編

第74回カンヌ国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門出品
ソン・ガンホ × イ・ビョンホン
韓国を代表するトップスター共演のパニック超大作!

第75回カンヌ国際映画祭コンペティション作品『ベイビー・ブローカー』で主演男優賞を受賞したソン・ガンホと、『イカゲーム』のカメオ出演でも話題沸騰中のイ・ビョンホンの共演という韓国を代表する2大俳優が共演。そのほかにもチョン・ドヨン、キム・ナムギル、イム・シワン、キム・ソジン、パク・ヘジュンなど実力も兼ね備えた韓国映画&ドラマファンに人気のキャストが勢揃いした。監督はソン・ガンホ主演作で3度目のタッグを組むハン・ジェリム。

STORY

「非常宣言」発令!? 逃げ場なしの飛行機内でバイオテロ発生

娘とハワイへ向かう飛行機恐怖症のジェヒョク(イ・ビョンホン)は、空港で執拗にふたりにつきまとう謎の若い男(イム・シワン)が、同じ便に搭乗したことを知り不安がよぎる。KI501便はハワイに向け飛び立つが、離陸後間もなくして、1人の乗客男性が死亡。直後に、次々と乗客が原因不明で死亡し、機内は恐怖とパニックの渦に包まれていく。一方、地上では、妻とのハワイ旅行をキャンセルしたベテラン刑事のク・イノ(ソン・ガンホ)が警察署にいた。飛行機へのバイオテロの犯行予告動画がアップされ、捜査を開始するが、その飛行機は妻が搭乗した便だったことを知る。また、テロの知らせを受けた国土交通大臣のスッキ(チョン・ドヨン)は、緊急着陸のために国内外に交渉を開始する。副操縦士のヒョンス(キム・ナムギル)は、乗客の命を守るため奮闘するが、飛行を続けるタイムリミットが迫り、「非常宣言」を発動。しかし、機体はついに操縦不能となり、地上へと急降下していく。

見えないウイルスによる恐怖と、墜落の恐怖。高度28,000フィート上空の愛する人を救う方法はあるのか─?!

MOVIE DATA

  • 監督:ハン・ジェリム(『ザ・キング』『観相師』『造られた殺人』『優雅な世界』)
  • 出演:ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、チョン・ドヨン、キム・ナムギル、イム・シワン、キム・ソジン、パク・ヘジュン
  • 原題:비상선언/英題:Emergency Declaration
  • 配給:クロックワークス
  • 2022年/韓国/141分/スコープサイズ/5.1ch/字幕翻訳:根本理恵
  • ©2022 showbox and MAGNUM9 ALL RIGHTS RESERVED.

<公式サイト> https://klockworx-asia.com/hijyosengen/

土を喰らう十二ヵ月

2022年11月11日(金)公開
  • 予告編

一年半をかけて撮影した沢田研二の待望の主演作
1960年代にデビューして以来、ミュージシャンとしても俳優としても、唯一無二のオーラを放ち続けている沢田研二。昨年は代役で主演した『キネマの神様』で話題を呼んだが、実はその以前から、一年半がかりの映画の撮影に取り組んでいた。それが『土を喰らう十二ヵ月』である。
北アルプスを望む信州を舞台に、犬一匹と山荘で暮らす作家の一年間を季節の移り変わりと共に追った本作は、沢田研二の今の魅力を封じ込めた待望の主演作である。

水上勉の料理エッセイを中江裕司監督が脚本化
原案は、『飢餓海峡』などのベストセラーで知られる水上勉が、1978年に雑誌ミセスに連載した料理エッセイ。少年時代に京都の禅寺で精進料理を学んだ水上は、自ら収穫した野菜や山菜を駆使して料理を作り、それを食す歓びや料理にまつわる思い出を味わい深い文章に仕立てあげた。その世界観を元に、『ナビィの恋』の中江裕司監督が脚本を執筆。
自然を慈しみ、人と触れ合い、おいしいご飯を作り、誰かと食べられることに感謝する日々を送る男の姿を通して、丁寧な生き方とはどういうものか、真の豊かさとは何かを問いかける。

料理研究家・土井善晴が映画に初挑戦
白胡麻はすり鉢で皮をむいて、胡麻豆腐にする。筍を炊いて木の芽をたっぷり盛って仕上げる。原案エッセイの中に登場する豪快にして繊細な料理を、目にも耳にもおいしく再現したのは、家庭料理の第一人者として知られる料理研究家の土井善晴。本作で初めて映画の料理を手がけた土井は、食材選びや扱い方、手さばきの指導や器選びに至るまで、深く作品に携わった。

松たか子ほか、実力派の豪華俳優陣が結集
毎日の家事をひとつひとつ丁寧にこなす性格でありながら、13年前に亡くなった妻の遺骨の処遇を今も決められないでいる主人公のツトムを、独特の色気を漂わせて演じる沢田研二。
彼を支える共演陣にも豪華な顔ぶれが揃った。ツトムの山荘を時折訪ねてくる担当編集者で、年の離れた恋人でもある真知子に、『ラストレター』の松たか子。ツトムの手料理を、口いっぱいに頬張る食べっぷりが愛らしい。さらに、ツトムの義母に奈良岡朋子、山歩きの師匠の大工に火野正平、恩人の住職の娘に檀ふみと、味のあるベテランが脇を固めている。そして、地元長野の人々が中江監督のワークショップを経て多数出演している。

スクリーンで、主人公と十二ヵ月を体感する
タイトルの「土を喰らう」とは、旬を喰らうこと。四季の移ろいの中で、自然が恵んでくれる食物をありがたく頂くことだ。その食に向き合う精神は、今この瞬間を大切に生きることを意味している。楽しくも厳しい里山の暮らしから、そんな人生の極意を学んでいくツトムの物語は、日々の生活に追われ、旬を感じることが難しくなってしまった私たちに、人としての豊かな生き方を体感させてくれる。

STORY

長野の山荘で暮らす作家のツトム。山の実やきのこを採り、畑で育てた野菜を自ら料理し、季節の移ろいを感じながら原稿に向き合う日々を送っている。時折、編集者で恋人の真知子が、東京から訪ねてくる。食いしん坊の真知子と旬のものを料理して一緒に食べるのは、楽しく格別な時間。悠々自適に暮らすツトムだが、13年前に亡くした妻の遺骨を墓に納められずにいる・・・。

MOVIE DATA

  • 監督・脚本:中江裕司
  • 出演:沢田研二 松たか子 西田尚美 尾美としのり 瀧川鯉八 檀ふみ 火野正平 奈良岡朋子
  • 原案:水上勉『土を喰う日々−わが精進十二ヵ月−』(新潮文庫刊)『土を喰う日々 わが精進十二ヶ月』(文化出版局刊)
  • 料理:土井善晴
  • 音楽:大友良英
  • 配給:日活
  • 2022年/日本/カラー/ヨーロッパビスタ/5.1ch/111分
  • ©2022『土を喰らう十二ヵ月』製作委員会

<公式サイト> https://tsuchiwokurau12.jp/

スペンサー ダイアナの決意

2022年10月14日(金)公開
  • 予告編

未来の王妃の座を捨て、女性として、母として、
一人の人間として生きる道を選んだダイアナ、決意の3日間。
没後25年、実話に基づく気高くも切ない物語

世界中が大絶賛!アカデミー賞®初ノミネートとなったクリステン・スチュワート

ダイアナを演じるのは、クリステン・スチュワート。『トワイライト』シリーズで絶大なる人気を得た後、『アクトレス 〜女たちの舞台〜』で全米映画批評家協会賞を始め数々の賞を受賞するなど着実に演技の幅を広げ、その存在感に深みを増した。本作では実在のダイアナのアクセントや眼差し、立ち居振る舞いを完璧にマスターするのはもちろん、彼女の孤独を内面から演じきり、初のアカデミー賞Rノミネートの栄誉に輝いた。『シェイプ・オブ・ウォーター』で同賞にノミネートされたサリー・ホーキンスら実力派俳優たちとの共演にも圧倒される。監督は、『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』でも、ナタリー・ポートマンをオスカーノミネートに導くなど、稀有なる演出力を誇るパブロ・ラライン。

史上最も愛されたプリンセス、ダイアナ元皇太子妃とは?

ダイアナ元妃は、英国名門貴族スペンサー(本作のタイトル)家の令嬢として、1961年に誕生した。20歳の時にチャールズ皇太子と結婚式を挙げ、17億人がTVに釘付けになったといわれるバルコニーでのロイヤルキスで、たちまち世界中に〈ダイアナ・フィーバー〉を巻き起こし、二人の王子にも恵まれる。だが、やがてチャールズが結婚前から恋愛関係にあったカミラとの仲を復活。夫の裏切りに傷ついたダイアナは、執拗なパパラッチや慣れない王室の作法から来るストレスにも苦しめられ、摂食障害を患ってしまう。本作は、この最も悩んでいた頃の彼女を描いている。チャールズと離婚後は再び輝きを取り戻し、慈善活動に身を捧げ、〈人々の心のプリンセス〉と讃えられる。恋多き女性としても知られていたが、当時の恋人と共に1997年に突然の交通事故で亡くなり世界を悲しみに包む。享年36歳。ファッションアイコンとして今なおリスペクトされているダイアナのセンスを華麗に表現するために、本作ではCHANELが衣装を制作している。

STORY

1991年、クリスマス。英国ロイヤルファミリーの人々は、いつものようにエリザベス女王の私邸サンドリンガム・ハウスに集まったが、例年とは全く違う空気が流れていた。ダイアナ妃とチャールズ皇太子の仲が冷え切り、不倫や離婚の噂が飛び交う中、世界中がプリンセスの動向に注目していたのだ。ダイアナにとって、二人の息子たちと過ごすひと時だけが、本来の自分らしくいられる時間だった。息がつまるような王室のしきたりと、スキャンダルを避けるための厳しい監視体制の中、身も心も追い詰められてゆくダイアナは、幸せな子供時代を過ごした故郷でもあるこの地で、人生を劇的に変える一大決心をする ──。

MOVIE DATA

  • 監督:パブロ・ラライン
  • 出演:クリステン・スチュワート、 ジャック・ファーシング、ティモシー・スポール、サリー・ホーキンス、ショーン・ハリス
  • 2021年/イギリス・ドイツ/117分/英語/4K ヨーロピアン・ビスタ/5.1ch・7.1ch/日本語字幕:川嶋加奈子/原題:Spencer
  • 後援:ブリティッシュ・カウンシル 読売新聞社
  • 配給:STAR CHANNEL MOVIES
  • ©2021 KOMPLIZEN SPENCER GmbH & SPENCER PRODUCTIONS LIMITED

<公式サイト> https://spencer-movie.com

グッバイ・クルエル・ワールド

2022年9月9日(金)公開
  • 予告編

時代を、撃つ。
豪華かつツワモノぞろいの俳優陣が
クルエル・ワールドで大暴走!

第94回アカデミー賞®で国際長編映画賞に輝いた『ドライブ・マイ・カー』での演技で、全米映画批評家協会においてアジアの俳優では初となる主演男優賞を受賞するなど、海外でも一躍その名を馳せた西島秀俊が主演! 共演は、斎藤工、宮沢氷魚、玉城ティナ、宮川大輔、大森南朋、三浦友和。日本映画界の重鎮から多彩な役柄を無限に演じ分ける実力派、まだ見ぬパワーを秘めた新たな才能たちによる無敵の豪華キャストが、キャラクターもストーリーも、結末までもがブッ飛んだクルエル・ワールドに挑む!

チューニングの合わない奴らの
銃撃戦クライム・エンターテインメント!

全員が互いに素性を明かさない強盗組織が、ラブホテルで秘密裏に行われていたヤクザの資金洗浄現場を襲い、大金強奪に成功。何食わぬ顔でそれぞれの日常に戻るはずが、ヤクザが刑事を雇い、大波乱のゲームが始まる。
強盗組織のメンバーは、妻子への愛の陰に凶暴な過去を隠す安西(西島)、悪だけが恋人のヤミ金業者・萩原(斎藤)、自由を買い占める大金が欲しい美流(玉城)、美流のピュアな本能に魅入られた武藤(宮川)、金持ちどもの転落を画策する浜田(三浦)ら 5人。彼らを追い詰めるのは、表と裏の境界で危険なダンスを踊る蜂谷刑事(大森)。そして、死よりも退屈が怖いラブホテルの従業員(宮沢)が巻き込まれていく。

監督:大森立嗣×オリジナル脚本:高田亮

魂を解放するダークなユーモア、心に書き留めたいセリフ、肉体がリズムを取り戻すソウル&ファンクナンバー、脳みそが蕩けるスタイリッシュな映像、網膜に焼きつく銃撃戦アクション─
すべてがエキサイティング!最高にポップ!

STORY

夜の街へとすべり出す、水色のフォード・サンダーバード。カーステレオから流れるファンクナンバーを BGM に交わされるのは、「お前、びびって逃げんじゃねーぞ」と物騒な会話。年齢もファッションもバラバラ、互いに素性も知らない 5 人組が向かうのは、寂れたラブホテル。片手にピストル、頭に目出し帽、ハートにバイオレンスで、ヤクザ組織の資金洗浄現場を“たたく”のだ。仕事は大成功、5 人は 1 億近い大金を手に、それぞれの人生へと帰っていく。
──はずだった。だが、ヤクザは現役の刑事を裏金で雇い、強盗組織を“溶かす”ために本気の捜査を開始する。さらに、騙されて分け前をもらえなかった強盗組織の一人が命を売ってでも一発逆転に賭けると決意、ラブホテルの従業員を巻き込んで立ち上がる。
ヤクザ、警察、強盗組織、何も知らない家族、金の匂いに群がるクセ者たち──今や人物相関図は 1 秒ごとに変わり、正義と悪の境界線は極彩色に塗りつぶされていく。上手く生きられない者たちが狙うのは、最後にして最大のヤマ。もはや頭のいい作戦なんて通用しない──グッバイ・クルエル・ワールド。

MOVIE DATA

  • 監督:大森立嗣
  • 脚本:高田亮
  • 出演:西島秀俊 斎藤工 宮沢氷魚 玉城ティナ 宮川大輔 大森南朋/三浦友和
    奥野瑛太 片岡礼子 螢 雪次朗 モロ師岡 前田旺志郎 若林時英 青木柚/奥田瑛二 鶴見辰吾
  • オープニング曲:「What Is This」Bobby Womack (Universal Music)
  • 劇中曲:「Let’s Stay Together」Margie Joseph (Warner Music Japan)
    「Back In Your Arms」Wilson Pickett (Warner Music Japan)
  • エンディング曲:「California Dreamin’」Bobby Womack (Universal Music)
  • 配給:ハピネットファントム・スタジオ
  • ©2022『グッバイ・クルエル・ワールド』製作委員会

<公式サイト> https://happinet-phantom.com/gcw/

ハウ

2022年8月19日(金)公開
  • 予告編

日本アカデミー賞受賞監督・犬童一心と、同賞脚本賞を受賞した斉藤ひろしがタッグを組み、新たな感動作を生み出した。
主人公・民夫を演じるのは、話題作への出演が続く田中圭。ワン!と鳴けない保護犬・ハウと心を通わせ合う心温まる演技は、きっと観る者に最高の癒しを与えるだろう。
そして、そっと民夫を支える同僚には池田エライザ、その他、野間口徹、渡辺真起子、石橋蓮司、宮本信子と豪華実力派俳優が揃った。さらに、全編のナレーションを務めるのは、女優・石田ゆり子。動物への慈愛に満ちた優しいナレーションが、映画の感動をより一層深めてくれる。
そしてさらに、爽やかな感動に包んでくれるのは、GReeeeNが本作のために書き下ろしたオリジナルの主題歌。どんな時もお互いを想い合う絆──ハウと民夫の心温まる至福の物語が誕生した。

STORY

婚約者にあっさりフラれ、人生最悪の日を迎えていた役所職員・赤西民夫。
横浜で一人空虚な日々を送る彼は、上司からの勧めで、飼い主に捨てられて保護犬になってしまった真っ白な大型犬を飼うことになってしまう。
犬はワンと鳴けず「ハウッ」というかすれた声しか出せない。
とびっきり人懐っこいこの犬を、民夫は“ハウ”と名付け、1人と1匹の優しくて温かい日々が始まった。
民夫にとって最初は戸惑うことも多かったハウとの暮らしだったが、何をするにもいつも一緒な“2人”の絆は次第に深まり、いつしかかけがえのない存在となっていった。ハウと民夫の最高に幸せな時間はずっと続くと思っていたのだが─。

MOVIE DATA

  • 原作:斉藤ひろし「ハウ」(朝日文庫)
  • 監督:犬童一心
  • 脚本:斉藤ひろし 犬童一心
  • 出演:田中圭、池田エライザ、野間口徹、渡辺真起子、モトーラ世理奈、深川麻衣、長澤樹、前川佑、細川岳、田中要次、草村礼子、品川徹、利重剛、伊勢志摩、市川実和子、田畑智子、石田ゆり子(ナレーション)、石橋蓮司、宮本信子
  • 主題歌:GReeeeN「味方」(ユニバーサル ミュージック)
  • 配給:東映
  • ©2022「ハウ」製作委員会

<公式サイト> https://haw-movie.com

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