ユナイテッド・シネマがお届けする映画を生活の一部として楽しんで頂くためのシリーズ企画です。
多くのシネマコンプレックスで上映される話題のハリウッドメジャー作品や邦画大作。
瞬時にして耳目を集めるそれらの作品とはまた一味違った魅力を持つ様々な良作を定期的に御紹介することにより、お客さまにより多く、より長く映画の世界に浸って頂き映画が今まで以上に毎日の生活に欠かせないものになって貰えることを願って企画しました。
ユナイテッド・シネマに行けばいつも新たな世界との出会いが待っている。そんな劇場を目指して作品を御紹介します。
スペンサー ダイアナの決意
2022年10月14日(金)公開未来の王妃の座を捨て、女性として、母として、
一人の人間として生きる道を選んだダイアナ、決意の3日間。
没後25年、実話に基づく気高くも切ない物語
世界中が大絶賛!アカデミー賞®初ノミネートとなったクリステン・スチュワート
ダイアナを演じるのは、クリステン・スチュワート。『トワイライト』シリーズで絶大なる人気を得た後、『アクトレス 〜女たちの舞台〜』で全米映画批評家協会賞を始め数々の賞を受賞するなど着実に演技の幅を広げ、その存在感に深みを増した。本作では実在のダイアナのアクセントや眼差し、立ち居振る舞いを完璧にマスターするのはもちろん、彼女の孤独を内面から演じきり、初のアカデミー賞Rノミネートの栄誉に輝いた。『シェイプ・オブ・ウォーター』で同賞にノミネートされたサリー・ホーキンスら実力派俳優たちとの共演にも圧倒される。監督は、『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』でも、ナタリー・ポートマンをオスカーノミネートに導くなど、稀有なる演出力を誇るパブロ・ラライン。
史上最も愛されたプリンセス、ダイアナ元皇太子妃とは?
ダイアナ元妃は、英国名門貴族スペンサー(本作のタイトル)家の令嬢として、1961年に誕生した。20歳の時にチャールズ皇太子と結婚式を挙げ、17億人がTVに釘付けになったといわれるバルコニーでのロイヤルキスで、たちまち世界中に〈ダイアナ・フィーバー〉を巻き起こし、二人の王子にも恵まれる。だが、やがてチャールズが結婚前から恋愛関係にあったカミラとの仲を復活。夫の裏切りに傷ついたダイアナは、執拗なパパラッチや慣れない王室の作法から来るストレスにも苦しめられ、摂食障害を患ってしまう。本作は、この最も悩んでいた頃の彼女を描いている。チャールズと離婚後は再び輝きを取り戻し、慈善活動に身を捧げ、〈人々の心のプリンセス〉と讃えられる。恋多き女性としても知られていたが、当時の恋人と共に1997年に突然の交通事故で亡くなり世界を悲しみに包む。享年36歳。ファッションアイコンとして今なおリスペクトされているダイアナのセンスを華麗に表現するために、本作ではCHANELが衣装を制作している。
1991年、クリスマス。英国ロイヤルファミリーの人々は、いつものようにエリザベス女王の私邸サンドリンガム・ハウスに集まったが、例年とは全く違う空気が流れていた。ダイアナ妃とチャールズ皇太子の仲が冷え切り、不倫や離婚の噂が飛び交う中、世界中がプリンセスの動向に注目していたのだ。ダイアナにとって、二人の息子たちと過ごすひと時だけが、本来の自分らしくいられる時間だった。息がつまるような王室のしきたりと、スキャンダルを避けるための厳しい監視体制の中、身も心も追い詰められてゆくダイアナは、幸せな子供時代を過ごした故郷でもあるこの地で、人生を劇的に変える一大決心をする ──。
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