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作品情報

2024/06/07(金)〜2024/06/20(木)2週間限定上映
【午前十時の映画祭14】宗方姉妹

【午前十時の映画祭14】宗方姉妹

監督:
小津安二郎
出演:
田中絹代/高峰秀子/上原 謙/高杉早苗/笠 智衆/山村 聰

公式サイト

(c)1950 東宝

【午前十時の映画祭14】宗方姉妹

【鑑賞料金】
大人 1,500円/大学生・高校生・中学生・小学生・幼児・障がい者 1,000円/シニア 1,200円

《メンバーズカード CLUB-SPICE会員料金》
大人 1,300円/大学生・高校生・中学生・小学生・幼児 800円/障がい者 1,000円/シニア 1,000円
※障がい者料金からの会員割引はございません。

※その他サービスデー・割引券を含む割引料金の適用はございません。
また、会員無料鑑賞・招待券・当社発行の特別鑑賞券などもご利用いただけませんのであらかじめご了承ください。

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★対照的な姉妹の生き方を通し、当時の社会を浮き彫りにした小津の野心作★
◆解説
対照的な姉妹の生き方を通して当時の社会を浮き彫りにした小津安二郎監督の異色作。松竹を離れ、小津が初めて新東宝で撮った作品。主演の田中絹代は、『大学は出たけれど』(29)から『風の中の牝鶏』(48)まで、数々の小津作品に出演。1949年、戦後初の日米親善大使として渡米、帰国後に初主演したこの作品は年間配収1位の大ヒットとなった。

◆物語
何事にも保守的な節子(田中絹代)は、自由奔放に生きる妹の満里子(高峰秀子)と同居して面倒を見ている。夫・亮助(山村聰)が失業中なので節子はバー勤めをしているが、満里子には皮肉屋の夫に黙って仕えている姉のことが理解できない。京都にいる父・忠親(笠智衆)が余命いくばくもないと知った節子は、妹にはそのことを伏せ、二人で京都に赴く。そこで節子は初恋の相手であり、今は家具店を営んでいる田代(上原謙)と再会する。

◆こぼれ話
主演の一人、高峰秀子さん(1924〜2010)は、1979年に引退するまで半世紀の女優人生で300本を超える作品に出演。代表作『二十四の瞳』(54)と『浮雲』(55)で当時の日本映画界最高の人気女優となった。自伝「わたしの渡世日記」(76)など、エッセイストとしても名を成した。今年2024年は高峰さんの生誕100年の年となり、各地で特集上映や展覧会が企画されている。

(製作年:1950年)