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作品情報
2025/06/27(金)公開
ゲキ×シネ『バサラオ』
【特別料金】2,500円一律/割引不可/招待券等無料鑑賞不可
ヒノモトと呼ばれるこの国ではミカドや貴族に代わり、武家の棟梁である将軍が政を行なっていた。だが幕府が開かれて百数年が経った今、将軍は名目だけの存在となり、実権は執権のキタタカが握っている。
ゴノミカドは天下を取り返そうと倒幕を企てるが失敗。捕らえられて沖の島に島流しにされていた。そのミカドの様子をキタタカに報告した幕府密偵のカイリは、今回を最後に密偵を辞めたいと申し出るが、寝返りを邪推されて殺されそうになる。その場から逃れたカイリは、通りかかった広場でヒュウガが開くバサラの宴に遭遇する。狂い桜の下で女たちとともに歌い踊るヒュウガ。幕府の役人たちが現れ女たちを取り戻そうとするが、女たちはヒュウガを守るために役人たちに襲いかかって散っていく。
死んだ女たちを葬らず立ち去ろうとするヒュウガに怒るカイリ。ヒュウガはうそぶく。
「この女達の血を吸って、狂い桜はいっそう美しく真っ赤な花を咲かす。美の輪廻だ。その美の真ん中にあるのがこの俺だ」。
それがバサラと言い切るヒュウガ。その生きざまに惹かれたか、カイリはヒュウガの軍師となる。
さらに自分の首を取ろうと現れた女大名・サキドに、ヒュウガはこうもちかける。
「本当に俺の首でいいのか。ミカドの首ならどうだ」。
ミカドの首を取ってくると言うヒュウガに、ひと月待とうと答えるサキド。ヒュウガは沖の島に乗り込んでミカドの守護役・アキノと戦い、ゴノミカドを担ぎ出すことに成功。サキドも加勢し、ミカドはついに都に帰還を果たす。だが貴族ばかりを重んじるミカドに武士の不満は高まっていく。
己の美学を貫くため、さらなる謀略をめぐらすヒュウガ。その光の果てにあるものは――。